自宅で技術翻訳の仕事をするには、色々なものが必要です。
パソコン関連などは、翻訳をしていない人でも真っ先に思いつくでしょうから、一応、20数年間翻訳している者の視点で書いてみます。
最近、台風、大雨、地震などといった自然災害が増えている印象を受けます。自宅で仕事をしている限り、そのような災害が仕事に及ぼす影響は最小限に抑える必要があります。そこで、まずは電源の確保です。
無停電電源装置(UPS)はパソコンなどの故障を未然に防ぐ意味でも、真っ先に導入することが必要でしょう。
オムロン 無停電電源装置(常時商用給電/テーブルタップ型) 500VA/300W BZ50LT2
クリエーター情報なし オムロンこれまで、台風の影響で突然停電したことは数知れず...。パソコンの電源が急に切れたら、ファイルは消失するは、パソコンは壊れるはで踏んだり蹴ったりです。無停電電源装置(UPS)は、停電中でも仕事を進められるようにするためのものではありません(私の認識ですが)。停電になっても、パソコンと一部の周辺機器の電源は一時的に確保されるため、その間にファイルを保存し、パソコンを安全に終了できるようにするためのものです。
つい数ヶ月前も、低気圧の影響でもの凄い強風が吹き荒れた日に、急に家中の電気が消えました。しかし、私のパソコンだけはUPSのおかげで、停止することなくそのまま数分間使うことができました。バッテリーでの稼働ですから、仕事を進めるということはせず、ファイルを保存してパソコンを終了し、停電からの復旧を待ちました。
UPSは一回買ってしまえば、その後永久に使えるという類いの製品ではありません。バッテリーの交換が必要になります。
私のUPSはこれまでに2回バッテリーを交換しています。交換は簡単ですが、交換バッテリーを注文し、商品の到着を待ってから交換するという感じなので、少し面倒ではあります。でも、バッテリーにも寿命がありますから、交換バッテリーを常備する気にはなれません。
自宅でノートパソコン以外を使って仕事する人には、UPSは必需品と言えるかもしれません。もちろん、「いつ停電になってもいいや」という人にごり押しする気はありませんけど。
「翻訳に必要なもの」は折を見て、また記事を書くことにします。