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燃やせないゴミの謎

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不愉快な一日でした。

今日は地区の資源ゴミ収集日。よそのことは知らないが、このあたりは燃やせないゴミと資源ゴミの収集日は同じ日で、月に1回のみ。

収集場所が決まっており、私の家からは約1kmほど。毎回車でゴミを運びます。

ゴミ当番の班が決まっており、だいたい年1回ぐらいの割合でまわってきます。

ゴミ当番の仕事は、収集場所に約1時間立って、正しく分別できているか監視したり、回収を手伝ったりすることです。

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収集時間は、夏時間が朝6時30分から7時30分。冬が朝7時から8時。

我が家は、妻の仕事が休みの日と収集日が重なった日だけ地域の収集日を利用します。そのため、数ヶ月ぶりとなる今回は燃やせないゴミが4袋ほど。

家庭ゴミ分別のポスターやパンフレットとにらめっこしながら、自宅で仕分けしていくのですが、今回は時間ギリギリで持って行ったので、妻はダーッと出かけて行き、私はあまり中をチェックせず...。

基本的に「燃やせないゴミ」の種類は多いですし、統一性もない。だから、分けるときが結構大変です。「プラ」と書いてあっても、燃やせないゴミとは限りません。歯磨き粉のチューブは「プラ」ですが、燃やせるゴミ。ハイターなどの洗剤のプラスチックボトルは資源ゴミ、プラスチック製のしゃもじやポリバケツは燃やせないゴミ。でも、以前、プラスチックボトルを資源ゴミに出そうとしたら、「それは違う」と言われたり...。

必ずしも、素材別に分けているわけではないところが何とも悩ましい。発泡スチロールは資源ゴミだが、汚れていると「燃やせないゴミ」。だから、資源ゴミか燃やせないゴミか迷ったら、「燃やせないゴミ」というのが、我が家の認識。

ゴミの分別には、結構気を遣っているつもりです(全国的にそうなのでしょうが)。

で、今朝の話。

妻はギリギリでゴミを持って行き、途中の離合できない場所で地元のおじさんとにらめっこになり、どちらも譲らず、妻が車を降りて、「すみません、下がっていただけませんか?」と頼みに言ったら、「おまえが下がれ」と言われたとか。

7時35分頃に収集場所に着いたときは、2人ぐらいの人がいたらしいが、「燃やせないゴミ」の袋を置くだけだったので、所定の場所に4個置いてきたらしい。

で、帰宅して20分ほど経った頃、一人の男性がなんだか凄い感じで、うちのピンポンを鳴らしました。私が応対すると、「今日のゴミのことで。こんな出し方をしたら、受け取れません!電気やら何やら、何でもかんでも入れてある。ちゃんと分別してください!」

軽トラックから降ろした赤袋2つを玄関の前にドサッ。

凄い剣幕で私は対応に苦慮。燃やせないゴミ自体、種類がすごく多く、1種類の袋しかないので、すべてがグチャグチャなのです。「何が入っているのだろう?」と気になりつつも、「え?そうでしたか。それはすみませんでした。」と私。袋を見つめて、電気(照明)は燃やせないゴミだし、ヒーターユニットも燃やせないゴミだし...と思っていたら、男性はかなり腹の立っている様子で車に戻り、「それから...。ゴミはちゃんと時間内に出すようにしてください!」と私に言うと、バタン、ビューンという具合で去って行った。

何が起きたのかわからないのは私の方です。もう十数年ここに住んでいますが、こんなことは初めて。どのゴミが問題なのかわからないので、いつも使っているゴミ分別ポスターとパンフレットを持ってきて、確認を始めました。

妻は「あとの2袋は良かったのかな?ま、あとで私が見てみるからそのまましてたら?」と軽い対応。

私は気になるので、パンフレット片手に、ゴミ袋からゴミを1つずつ取り出して確認。確かに、ヒーターユニットの電源コードを30cm単位で切断していない。でも、「電気やら何やら入っている」という言葉だと、他に原因がある感じ。照明も「燃やせないゴミ」なのだが。

油まみれの天ぷら油プラスチックボトルが出てきた。これが原因か?でも、こんなもの、洗って資源ゴミに出すわけにもいかないし。

もう一方の袋はなおさら気になった。それは、不要になった散水ホースを所定の長さに切断して、私自身が入れたものだったからだ。「こっちは何が原因なのかな?」

入っているものといえば、散水ホース、ハンガー、スチロールもどきの梱包材、サンダル...どれも「燃やせないゴミ」のはず。おっと、歯磨き粉チューブがあった!これが原因か?「プラ」表示なので、つい燃やせないゴミに入れてしまうのだ。

20分も経たない頃、また、同じ男性がやってきた。今度は、車を降りた途端から、凄い怒りよう。「何を考えているんだ!さっき言ったばかりなのに、またゴミを出しに行きやがって!こんなこともあろうかと、もう一度収集所に行ってみたら、あんたがまた出している!」

「狐につままれたよう」という表現が正しいかどうかは別として、私は呆然...。

「何のこと?さっきから、家でゴミの中身を検証中なのに..」

どうやら、うちが出した4袋のうち、最初に気づいたのは2袋だけで、もう1回行って、別の2袋に気づいたらしい。

「どういうことだ!さっき言ったばかりだろう!」と凄む男性。

「いや、誤解ですよ。うちはもともと4袋出していたし、おじさんが持ってきたゴミは、今中身を確かめているところなんですから!」と答える私。

「でも、こんな出し方をしてもらったら困る!何でもかんでも入れてあるぞ!」

「今度はどれがダメなんですか?」と尋ねると、袋の中身をしばらく見て、「こんなのがあるだろ」と指摘されたのは、缶詰のフタだった。確かに、1枚入っている。

「燃やせないゴミ」の区分には、「金属製のフタ」というものもあるので、処分できないわけではないのだろうが、缶詰のフタは資源ゴミでないと受け付けないらしい(いつもはそうしているのに、今回不注意で入ったようだ)。

ついでに、「さっき返されたゴミのことですけど、照明やヒーターは燃やせないゴミですよね?何がいけなかったんですか?」と尋ねると、ちょっと考えて、「あれは、コードがそのままだった」とのこと。

「やっぱりそうでしたか。どうもすみませんでした」と謝る私。

十数年住んでいて新参者のように扱われたことと、一度突き返されたゴミを性懲りもなく、また出しに行ったと思われるほど自分が信用されていないと知り、かなりショックを受けました。

どうやら、私はこの地区では信用が全くないようです。

ゴミの分別。せめて素材や材質別に分けるとか、もっとわかりやすい方法はないですかね?

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ゴミ処理施設の充実度や人口の関係もあるのか、住む地域によって、分別方法がかなり異なりますからね...。

これからは、ゴミ処理施設に直接持ち込むことにします(今も資源ゴミはそうしてますけど)。あそこなら、受け付け時間も早朝じゃないし、目の前で分別できますから。

月一回の朝6時30分から7時30分までの間に、離合できない道路を通って、1km先の収集所に車で運ぶのって、正直面倒です。なんとも暮らしにくい世の中ですなあ。


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